穏やかな笑顔でシンプルに暮らす!

シンプルが楽だと気付いちゃった。モノも考え方も。小さく丁寧な暮らしで気付いたことをシェアします。

独りを慎む

シンプルライフ、ミニマリスト、モノを持たない暮らしと言った興味から、「丁寧に暮らしたい」と思うようになりました。やってみるとこれが意外と難しい。全部が全部丁寧にできない。丁寧に暮らすためにはそぎ落とすことも必要だと感じたものです。そんな中、なにがきっかけだったか忘れましたが、「独りを慎む」という言葉が目に入り、とても強く印象に残りました。

 向田邦子さんのエッセイ

「独りを慎む」というのは、向田邦子さんの「男どき女どき」という短編集に含まれる、1つのエッセイのタイトルでした。向田邦子さんは厳しくしつけられて育ったそうです。その向田さん、あるとき独り暮らしを始めることになります。ヤンヤと干渉してくる家族から解放され、自由な独り暮らしを満喫するというバックグラウンドです。短いエッセイですが、自分に当てはまることもあり、心に残りました。

心に残った言葉(1)

「自由は、いいものです。ひとりで暮らすのは、すばらしいものです。でも、とても恐ろしい、目に見えない落とし穴がポッカリと口をあけています。それは、行儀の悪さと自堕落です。」

わかるわぁ。。。独り暮らしを経験された方なら少なからずわかるのではないでしょうか。誰も見ていない。誰も干渉しない。自分だけの時間と空間。まさに自由です。何をしても、しなくても自由。だからこそ陥りやすいのが自堕落。向田さんは「行儀の悪さ」にも気付いていますね。おかずを作ったフライパンから直接食べたり、下着姿でウロウロしたり、座り方も悪くなったり。

まさにワタクシもそうです。で、次の言葉。やられました。

心に残った言葉(2)

「これは、お行儀のことだけではないな、と思いました。精神の問題だ、と思ったのです。」

グサリと来ました。そうなんですよね。誰も見てないですからね。「誰も見てないからいいや」と思う自分自身の精神の問題です。家族がいるからといってすべてをキチキチとすることも無いでしょう。そんな生活つかれちゃいますからね。でも独り暮らしだと家族にも見せられないような事を平気でしてしまうようになるんです。

そして、次の言葉。

心に残った言葉(3)

「誰が見ていなくても、独りでいても、慎むべきものは慎まないといけないのです。」

また周囲からの評価・見た目かい?と思われるかもしれませんが、怖いのは、普段こういう事をしていると、人と会っているときでも、ふとした時に出てしまうのではないかということ。向田さんは「精神の問題」と表現されましたが、まさにそう。緩んでいるという事です。

多分、誰にも見られていないと思います。でも誰かにきっと見られています。(どっちやねん!)でも、そう思います。自分が思っているほど見られてないし、自分が思っている以上に見られている。そして、普段の行動にその人の精神性が出ると思っています。

胸を張って生きるために

タバコをポイ捨てする、道端につばを吐く、赤信号だけど渡る、ポテチを食べた指をコタツで拭う、駐輪禁止エリアに自転車を置く。大したことではないかもしれません。きっとバレません。バレても咎める人はきっといません。けど、後ろめたさは感じるのではないでしょうか。本当は良くないと思いながらしていることもあると思います。踏みとどまろうと思えば踏みとどまれること。自堕落になると圧倒的に踏みとどまれなくなる事をワタクシ自身も経験しています。

誰にも見られていませんが、まだ見ぬ自分自身の息子、娘に見られても恥ずかしくないよう、胸を張って生きるために、「独りを慎む」という言葉は頭の片隅に置いておきたいと思いました。 

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